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クリスマスローズの株分けは、根が動き始める秋ごろが適期です


クリスマスローズの生育が衰え始めた時、
花つきが悪くなったと感じる時は、
「株分け」と呼ばれる作業を行ってください。

株分けを行えば、老朽化した株も再び勢いを取り戻し、元気になります。
また、樹勢や花つきも良くなり、見栄えも立派になります。 


ただし、古い品種や、長く生育している株に限っては、
この株分けの効果も少ないことがあります。

クリスマスローズの株分けを行っても生育が回復しない時は、
別の新しい株を育て始めるのが良いでしょう。


■クリスマスローズの株分け

株分けを行うのは、主に、無茎種のクリスマスローズです。
有茎種は根が少なく株が分けにくいため、
株分けが行いずらく、おすすめしません。

有茎種の勢いが衰えた時は、タネから育て始めるのが良いです。

また、株分けは開花後、4年以上経過した株に行います。
まだ幼い株に株分けを行うと、かえって逆効果です。


幼い株は、極端に生育が悪くなってしまうこともあるので、
ある程度の年月の経った株に行います。

鉢植えの株の植え替え時にも株分けを行うと良いです。
株分けを行えば、鉢のサイズはそのまま、2〜3個に分けられるので、
ある程度の大きさを保ちつつ、クリスマスローズを増やすことができます。

クリスマスローズにいたっては、自家受粉したタネを育てても、
親となる株とは異なる花が咲くことも多いです。

そのため、株分けは気に入ったクリスマスローズを、
増やす方法としても有効です。


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鉢植えは植え替え時(10月頃)に、株分けします


■クリスマスローズ株分けの注意点

株分けは、秋から〜春に行う作業です。
最適期は、根が動き始める秋ごろです。
この時期を狙って、株分けを行ってください。 


この時、1芽、1芽ずつ分けることもできますが、
小さく株分けしていくと、花が咲くまでに時間もかかるので、
株分けは、3芽以上残して行うのが最適です。

株分け時に使用するナイフや、マイナスドライバーなどの道具は、
すべて熱消毒してから使用するようにしてください。

また、株分けを行った断面も、瞬間接着剤や、殺菌剤、灰などを用い、
病気などに感染しないよう、充分に注意してください。

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