ポインセチア、上手に世話をしてお正月、春も来年も楽しみたいですね
ポインセチアをキレイな状態で、
クリスマス後、お正月はもちろん、
春まで長持ちさせるコツがあります。
年末から春までちょっとした世話をして元気に育てれば、
次のクリスマスにも美しいポインセチアを見ることができます。
■ポインセチア 長持ちさせるには?
1.寒さに注意する
ポインセチアは寒さに弱く、最低気温が10℃以上必要です。
ですので、日本では屋外で冬を越すことは難しいです。
12月初旬の頃は、まだ気温が下がりきっていないため、
園芸店の屋外に並んでいることも多いですが、
霜がおりるようになる前には、室内に移動させる必要があります。
また、室内で栽培していたとしても、寒さによって傷むことがあります。
室内管理する際、日当たりの良い窓辺などに置くのが良いです。
しかし注意したいことは、日が暮れると窓辺は意外と冷えることで、
これは、屋内に取り込む植物一般に当てはまります。
日中は日光がよく射し込む窓辺に置き、
日が暮れてきたら、窓辺から離すのが最適です。
ポインセチアは春以降、とても元気になります
2.水切れしないように
冬の間、ポインセチアは休眠状態になっています。
ただし、休眠状態であっても地上部に、
葉がたくさんあるので、水が必要です。
土が乾きすぎてしまうと、
水切れの状態になって葉がちりちりになってしまいます。
枯れたようになった葉は元に戻ることはないので、
手で取り除いて様子をみましょう。
1枚か2枚くらい葉が少し元気がない程度では、
生育状況も、見た目にも問題はありません。
土の表面が、よく乾いた後、
葉がしんなりしてきたら水を与えるようにしましょう。
水を与える時は、鉢底から水が出てくるまで、
たっぷりと与えるようにします。
また、鉢皿の水をそのままに放っておくと、
過湿や病気になることがあります。
鉢皿の水は、水やりが終わって少し経ったら捨てるようにします。
乾燥か過湿かを判断できれば、うまく栽培できます
3.過湿に気をつける
土がじめじめと湿った状態が続き、過湿になると根が傷み、
水切れのように葉がしんなりと元気がなくなってしまう状態になります。
葉がしおれるだけなら良いのですが、
根腐れを起こしていて症状が進むと枯れることもあります。
水切れの時と過湿の時の症状が似ているので、
葉がしおれているとついつい水切れと思い水を与えがちですが、
必ず土の状態を確認しましょう。
土の表面が乾いているなら水切れ、
土がまだ湿っているのに葉がしおれている場合は過湿が考えられます。
水を与える時は必ず土の乾燥具合を確認し、
湿気ている時は与えないようにしましょう。
4.温風を当てない
冬の室内では暖房器具に要注意です。
暖房器具から出る熱風が直接当たる場所は、
葉や土の乾燥を早める上に、温度が上がり過ぎてしまうことがあります。
熱風でなくても、床暖房のついた床の上に、
直接ポインセチアの鉢を置くのも暖かすぎます。
暖房器具の熱風の当たらない、
熱源より離れた場所に置くと元気に育ちます。
どの植物も、人間も? 同じように、
急激な環境の変化は、ポインセチアも苦手ですので、
徐々に慣らすようにすると、生育が麗しく元気に育ちます。
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