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野菜苗を選ぶポイント


苗から野菜を育てる時、苗選びはとても重要な作業です。
良い苗を選べば、収穫がより確かなものになります。

ひ弱な苗を植え付けても、うまく育たなかったり、
途中で病気にかかったりしてしまうことが多いです。

しっかりとした元気な苗を植え付けることで、
きちんと育って収穫することができます。

苗を選ぶ際のいくつかのポイントを覚えて、
元気な苗を選んでくださいね。

パッと見て、美味しそうな苗が良い苗です!


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ピーマンのポット苗


■野菜 苗の選び方は?

1.葉の色が濃く厚みがある
どの野菜の苗も、葉色が濃いものを選ぶようにします。
葉色が薄いものは、暗い場所や環境の悪い場所で育苗されたり、
病気にかかっている可能性があります。

また、葉が大きく厚みのあるものほど元気が良いので、
できるだけ状態の良いものを選びましょう。
双葉が残っているものも、良い苗の特徴です。

2.節間が詰まり茎が太い
節と節の間が詰まっているものを選ぶようにします。
間延びしている苗は、貧弱に育っている可能性があります。
徒長しておらず、どっしりとした苗を選びましょう。

茎がひょろひょろと細いものは避けるようにします。
特に、トマトやナスなどの果菜類は、
茎の太さが鉛筆よりも太いものを選ぶようにしましょう。
軟弱に育った苗は、病気や害虫に侵されやすいことがあります。

3.病害虫がない
新芽や葉の裏、茎などに害虫がいないかをよく確認しておきます。
また、葉に斑点や変色があったり、カビが付着している時は、
病気にすでにかかっている可能性があります。

病害虫に侵された苗は、植え付けてもそのまま枯れることや、
うまく育たないことがあるので避けるようにしましょう。

4.根張りがしっかりしている
株を軽くゆすってみて、ぐらぐらするものは避けましょう。
ぐらぐらするものは、うまく根が張れていない可能性があります。
根の弱いものは、植え付けた後の生育も弱いことが多いため、できるだけ避けましょう。

5.根の色が白く健康
苗の入っているポットの底を見てみると、穴があいています。
その穴から白い根が見えているのが一番良い状態です。

根が見えていなくても、株自体がぐらつかなければ問題はありません。
ただし、穴から出ている根が長く伸びすぎていたり、
茶色く変色しているものは避けるようにします。


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夏野菜は、トマトやスイカはつぼみや花、ピーマン系なら実がついているものが良いです


◎苗の大きさは?
大きく育っているからといって良い苗とは限りません。
それぞれの野菜に、植え付けに適した苗の育ち具合があります。

特にキュウリやスイカなどのつる物の場合は、
本葉が何枚の頃という目安があるので、
それよりも大きく育ったものは避けたほうが安心です。

◎苗を買う時期は?
野菜の苗も、植え付ける適期があります。
特に夏野菜の場合は、寒さに弱いものが多く、
早く植え付けてしまうと遅霜や冷たい風に当たり枯れることがあります。

ホームセンターなどでは、植え付けの適期よりも、
早く苗が並び始めることがあります。

植え付けた後に、防寒対策を行わないのであれば、
植え付け適期に入ってから苗を購入するようにします。

◎接ぎ木苗とは?
トマトやキュウリなど、連作を嫌う野菜は多いです。
接ぎ木苗を植え付けることで、連作障害を軽減させることができます。

接ぎ木苗は通常の苗よりも少し値段が高いですが、
その分病気に強く、育てやすいメリットがあります。

初心者のかたや、数本を植え付ける場合は、接ぎ木苗がおすすめです。

>>夏野菜苗 植え付け時期
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