シクラメン、咲いていますか?
シクラメンの開花期はとても長く、上手に管理すれば、
12月から、翌年の春まで、半年も楽しむことができます。
冬から春にかけて咲く花の種類は少ないので、
そういった意味でも、シクラメンの開花は毎年とても楽しみです。
しかし、栽培管理が上手く行き届かないと、
花が咲かないなどということもあります。
ただし、夏越しに成功したシクラメンの球根は、
一般の園芸店の株より、1ヶ月遅れで開花します。
確実に花を咲かせるには、
また、花が咲かない時はどのようにしたら良いのでしょうか?
フリンジタイプもかわいいですね
■シクラメン 花が咲かない原因と対策
シャワー系、フリンジ系、バーシカム系、
さまざまなタイプの品種があり、
観賞用としての価値がとても高いシクラメン。
最近は、小型で耐寒性が強く地植えや寄せ植えに活用できる、
ガーデンシクラメンも、たいへん人気があります。
シクラメンの花が咲かない原因は、どこにあるのでしょうか?
1.生育環境が悪い
大型のシクラメンは鉢植えにして育てる場合が多く、
冬場は、部屋の中で管理する方が大半です。
しかし、生育適温は10〜18度程度ですので、
シクラメンにとって外気は寒すぎる、
暖房の効いた部屋の中は、暖かすぎる環境だと言えます。
とくに、暖房器具の熱風が直接当たるような場所は避けます。
暖房の熱と風は、シクラメンの花が咲かない大きな原因となります。
また、暖かすぎる栽培環境では、
せっかく咲いた花の持ちも悪くなってしまいます。
2.日当たりが悪い
シクラメンが次々と開花し、花持ちを良くするためには、
太陽の光が1日3時間程度は、必要です。
日光に良く当たっていないシクラメンは、
蕾や新しい葉ができにくく、蕾が上手く開かず、
開花することができなくなってしまいます。
天気の良い日は、日光浴をさせ、水やりをしてあげると良いです。
冬場でも、2〜3日に1回は、日光浴の時間を作ると、
株が鍛えられて丈夫になり、花が良く咲き長持ちします。
水やりも慣れてくると、緩急がわかります
3.水やりの頻度が不適切
シクラメンの水やりの目安は、鉢土が乾いてきた頃です。
底面給水鉢であれば、給水鉢の7〜8割、水やりします。
普通の鉢では、鉢底から水が流れるくらいの量を、
たっぷりと与え、乾くまではそのままにしておきます。
シクラメンはたいへん乾燥と過湿に弱く、
一度調子を崩し、葉がしおれてしまうと、小さな蕾も枯れ、
上手く花を咲かせられなくなるので、気遣ってあげましょう。
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