
冬にトマトを育て食べたいと思ったことはありませんか?
普通の地植え栽培やプランター栽培では育てることはほぼ不可能です。
ですが少し小さめのハウスや、天窓の下を使ったり、
プランター栽培であれば折りたたみ式のハウスや室内で栽培できます。
トマトの*生育適温は5度〜40度と幅広く、
特に適している温度は昼気温で25〜30度、夜で10度〜15度です。
[トマト 冬の育て方は?]
冬だとこの生育適温の確保が難しくなりますので、
ハウスなどを使って適温に持っていくことができます。
トマトの旬は夏ですが冬に栽培するとうまみが凝縮して、
糖度も高いトマトを作ることができます。
夏の苗をそのまま冬に育てようとしても、
寒さから葉が枯れてしまい育ちません。
できる限り種から育ててみましょう。
この時選ぶトマトは冬の寒さに強いトマトを選ぶようにしてください。
*生育適温とは、植物の生育に必要な最低温度と最高温度。
範囲外だと生育が悪くなってしまいます。
1.植えつける場所、プランターなどを置く場所
ハウス栽培であれば通常通りに植えつけます。
プランター栽培で折りたたみ式のハウスを使う場合は、
明るいだけでは育ちにくいので直射日光が当たり暖かいところに置きます。
ハウスを使うことによって地温の確保ができます。
室内で栽培するのもプランター栽培とほぼ同じです。直射日光が当たって暖かい場所に置くようにします。
2.種まきから植えつけるまで
7月中旬くらい8月中旬にかけて種を撒きます。
この時期にまけば11月、遅くとも12月には収穫ができます。
種まきから芽が出るまで、*発芽適温が幅広く10度〜35度ですが、
一番発芽しやすい温度帯は20度〜30度です。
太陽の光によって地温は上がっていくのですが、
暑い日は寒冷紗などの被覆資材を使って地温の上昇を抑えるようにします。
また、種まきが遅すぎると苗が冬の寒さに耐え切れずに枯れてしまうので、
低温に当たる前にしっかりとした苗になるようにしてください。
*発芽適温とは、種が発芽するための温度、
発芽に適した温度のことで気温ではなく土の温度、地温のこと。
3.植え付けから収穫まで
基本的には通常のトマト栽培と同様ですが、水やりはとくに注意します。
夏場と違って秋〜冬は水分の蒸発が遅く、
土が乾きにくいので水やりのしすぎには注意しましょう。
軽く表面の土を掘って確認してから水やりをしましょう。
冬にトマトを栽培するのはとても難しいことです。
試行錯誤して冬にトマトを食べると、格別の美味しさです。

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