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アサガオのあんどん仕立て、アサガオが嬉しそうです
アサガオ(朝顔)の属名フィルビディスは、ギリジャ語のpharbe(色)で、
鮮やかな色の花をつけることから由来しています。
和名のアサガオ(朝顔)は、「朝の美女」の意味を持っています。
原産地は熱帯アジア、ネパールなので
耐暑性は強いですが、耐寒性は弱いです。
奈良時代の遣唐使が中国から持ち帰った歴史が残っています。
江戸時代から鑑賞栽培が盛んになり、数多くの園芸品種が誕生しました。
色彩が豊富なだけではなく、絞り、縁どりがあるもの、
斑点が入ったものなど、花の形も様々な姿があります。
アサガオの種まきは、東京標準で、5月上旬以降から6月中旬に種まきします。
こちらでは、あんどん仕立てで花をたくさん楽しむコツをご紹介します。
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アサガオのブルー系は涼しげです
■アサガオのあんどん仕立てで花を多く咲かせる方法
1.つるの生長を抑え花芽がつくようにする
アサガオはつるが生長している時は、花芽をつけません。
栄養分がつるに全部取られてしまうからです。
つるの成長を抑えるためにあんどん仕立て中は、
リン酸、カリ分の多い液体の肥料を週1回ペースで与えます。
水やりも朝1回だけにして、花芽がつくまで回数を控えます。
2.摘芯のタイミングを逃さない
本葉が4枚ほどの頃、7号鉢に移し替えます。
そして本葉が8枚まで育った時に1回目の「摘芯」を行います。
下から数えて5枚目ぐらいの本葉の上で先端を切ります。
芯を止めると残った葉脈から新しいつる(子つる)が、
2〜3本伸びてきます。20cmほど伸びたら一番つぼみが多いつるを残し、
後のつるは根元から切り落とします。
この子つるが支柱よりも高く伸びてきたら、もう一度摘芯を行います。
すると孫つるが何本か伸びてくるので、一番花芽が多い孫つるを残します。
3.つるのまき方に気をつける
つるは時計の針と反対方向に支柱にまきつけていきます。
つるの伸び にあわせて、1段目、2段目の輪と順番にまきつけます。
最上段の輪をまきつけ終わったら、
わき芽を出すためにつるの先端を切ります。
棒とワッカ状の支柱が組み合わせで出来ている
市販の「アサガオ支柱」を利用すると仕立てが楽になります。