
コオニユリ
ユリは北半球の熱帯から寒帯が原産地です。
よって比較的寒さには強い草花です。
開花時期は5月〜8月にかけて初夏から夏に咲きます。
花色は白をはじめ、黄色、赤、オレンジ、ピンクなど
色彩豊かで個性的です。
生育が順調だと、1つの茎から多くの花を咲かせる傾向があります。
花びらが6枚あるように見えますが、3枚はガクが変化したものです。
背丈はプランターに適した30cmぐらいのものや
花壇に適した1mぐらいまで生長するものなど品種によって異なります。
切り花としても花屋さんでよく流通しています。
■ユリの植え場所の選び方は?
ユリは品種に応じて、球根の植え場所を決めます
ユリは鉢植えで複数年花を咲かせるのはやや難しいです。
テッポウユリ、カサブランカは、長くても2〜3年で植え替えてあげます。
ユリの庭植えは品種の特性に合わせた場所を選べば、
比較的簡単に毎年花を楽しむことが可能です。
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カサブランカは半日陰を好みます
1.「オリエンタル・ハイブリット」系の植え場所
「カサブランカ」や「ル・レープ」などは、
母体がササユリやヤマユリから作られた園芸品種です。
明るい半日陰地に生育されているユリなので、
木漏れ日や朝日が当たるぐらいで大丈夫です。
強い西日が当たらない場所で有機質に富んだ土を好みます。
3割ほど腐葉土をまぜるといいでしょう。

スカシユリは、日当たりを好みます
2.「アジアティック・ハイブリット」系の植え場所
「エンチャントメント」や「コネチカットキング」などは、
母体がオニユリやスカシユリから作られた園芸品種です。
透かしユリ同様、日当たりがよく水はけのよい場所を好みます。
テッポウユリ系も日当たりが良い場所を好みます。
3.ユリの球根を植える時の注意点
球根を植える時は、60cmぐらいまで深く耕します。
堆肥を十分に与え、球根の高さ3倍ぐらいまで高く土をかぶせます。
球根と球根の株間は、球根2個分のスペースをあけ、
落ち葉などを使って、マルチングしておきます。