
ユリの球根
ユリの名前の由来は、大きな花が「ゆるやか」にそよぐ姿から
名前が変化して呼ばれるようになった説があります。
ユリは開花が5月〜8月ごろで
品種によって早く咲く種類と遅く咲く種類と別れます。
日本はユリの原産地と世界の中でも有名で、
ユリ属100種ある中で、15種類ぐらいが日本で存在します。
花として鑑賞を楽しむほかに
ユリの球根は「ユリネ」と呼ばれ、昔から食用に利用しています。
ユリは、いろいろな方法で増やせます。
ユリの増やし方をご紹介していきましょう。

ユリのキゴ

ユリのムカゴ
■ユリの増やし方のいろいろ
1.タネをまいてふやす方法
ユリは普通の品種では開花まで4年ぐらいかかってしまいます。
しかし、タカサゴユリ、シンテッポウユリはタネをまいた、
翌年に花を観賞することが可能です。
園芸品種のユリは、タネから育てると
同じ花になるとは限らないので注意します。
2.分球と鱗片で増やす方法
数年経つと球根が育っている場合があります。
秋に掘り上げ、手で分けて距離をあけて植える方法が最も安全です。
球根が育つまで待てない時は、ユリの球根はうろこ状の鱗片で
作られているので、1つずつはがすことが可能です。
はがした1枚を半分ほど少し湿らせたバーミキュライトなどに挿し、
小さな球根ができると、発根、発芽します。
これを3年ぐらい育てると花が咲くようになります。
3.木子(キゴ)と珠芽(ムカゴ)で増やす方法
木子(キゴ)とは地中に出来る小さな球根のようなものです
珠芽(ムカゴ)とは葉の付け根に黒っぽい球根のような塊です。
どちらとも土に植えると3年ぐらいで開花するようになります。