ペチュニアは増やしやすい花種です
ペチュニアは、花色が、
紫系統、黄色、白、赤、ピンクなど種類に富んでいます。
八重咲き品種や一重咲きがありますが、
最近は垂れ下がる中輪の花をたくさん咲かせる種類が人気が高いです。
育てやすい「サフィニア」は全国でも愛好家がたくさんいます。
ペチュニアは日当たりがよく、水はけのよい土を好みます。
しかし長雨には弱いので、花壇植えにはあまり適していません。
用途は鉢植え、プランター、コンテナを壁に掛けたりする
ハンキングなどに利用されます。
■ペチュニアを増やす方法
ペチュニアにはタネから育てる1年草タイプの「種子系品種」と
挿し芽でふやす「栄養系品種」と大きく2種類に分けることができます。
1.タネをまく時のコツは?
ペチュニアの発芽温度は25℃と比較的高温です。
目安としては東京近郊ではソメイヨシノが散る季節、
4月中旬〜6月末ぐらいが適しています。
気温が低い時は室内で管理した方が無難です。
タネは大変細かいので、鉢や箱などに重ならないよう
まんべんなくまきます。
用土は7割赤玉土、3割腐葉土を配合したものを用意します。
あるいはピートバンといってピートモスを加熱処理し、
無菌のタネまき専用床にまく方法もあります。
好光性種子なので、土はかぶせません。
土の表面が乾かない程度に水を与え、
直射日光と雨風に注意すると2週間ぐらいで芽が出ます。
2.苗を育てる時のコツは?
ペチュニアの苗を育てる時は、水やりを控えめにし、
十分に日があたる場所で管理します。
双葉が開いた頃、4cmぐらいの間隔をあけて植え替えるか、
込み合った部分を間引きます。
本葉が4枚ぐらいに生長したら、
一度3号ポットぐらいの小さな鉢に一度植えます。
本葉が8枚ぐらいになってから、プランターや花壇に本植えをします。
植え替えをする時に、摘芯を忘れずに行うと
花を長く楽しむことが出来ます。
3.挿し芽で増やすコツは?
「栄養系品種」は、性質が固定していないので、
タネをまいても親株と同じ性質の苗を作ることが出来ないので、
挿し芽でふやします。
節の間が充実した枝先部分を10cmぐらい切り挿し芽を作ります。
水分蒸発を防ぐために、花やつぼみを取り、葉も半分の大きさに切り、
1時間ぐらい水揚げをし、切り口に発根剤をつけておきます。
挿し床は赤玉土やバーミキュライトなど、
水はけがよく清潔な土に3cmほどの深さで挿し、
へらや指などで挿し穂が動かない程度に押さえます。
2週間ほどで、発根します。
一回ポットに上げて育苗しましょう。
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