
ヤマアジサイ
アジサイはユキノシタ科の落葉樹で、
梅雨の風物詩として昔から親しまれている花木です。
学名 ハイドランジアはギリシア語のハイドロ(水)と
アンジェイオン(容器)から呼ばれ、「水の容器」という意味です。
原産地は熱帯アジアで、南北アフリカと東アジアに
約40種類分布し、日本には約10種類があります。
アジサイの花には、「装飾花」と「両性花」の2種類がある。
両性花は開花しても目立たないので、多くの人が観賞を楽しんでいる種類は、
大きな花弁(実は萼)をもった装飾花がほとんどです。

青がさわやかなヤマアジサイ
■アジサイの植え場所は?
1.乾燥が激しい場所を避ける
アジサイは有機質に富んだ肥沃で少し湿気がある土を好みます。
乾燥地や、やせた土地は向いていません。
夏に葉が枯れてしまった大きな原因は乾燥過多です。
日当たりが良い方が花つきは良いのですが、
根元が乾くようでは水分不足です。
アジサイは根があまり深くないため、
晴天が続くと葉がしおれ、ひどい場合では枯れてしまいます。
庭植えで場所を選べる場合は、
半日陰の方がよく育ちます。
特に日本原産のガクアジサイは半日陰を好みます。
2.日なたに植える場合の注意点
アジサイを日なたに植える場合は乾燥しすぎないよう、
植え穴に堆肥を十分にすき込み、保水力を高めます。
植え終わったら株元に厚く敷きわらやビートモスを敷きます。
晴天が続くような時は、水やりをたくさん与えます。
開花時期になったら少し乾かし気味にして、
水やりは控えめにします。