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イチジク(無花果)は、生育が旺盛なクワ科イチジク属の落葉樹です。
樹高は3〜5mに育ち比較的丈夫です。

売られているイチジクの実の大半が、西日本で栽培されています。
近頃は東北北部にも苗木が流通するようになってきました。

店頭に出回る種類はわずかですが、
品種はひじょうに豊富で、
多収穫で香り食味風味に優れたものもあります。

上手に管理すると、2〜3年で実を収穫できます。
自宅で完熟したイチジクを頂く贅沢を楽しめるでしょう。


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イチジク、とろけるおいしさです



イチジク完熟させるコツは?


1.適切な水やりと肥培
イチジクは生育期には、水と肥料を多く吸収します。
とくに夏は、水を切らさないようにしましょう。
庭植えのものも、雨不足のときは散水するとよいでしょう。

秋の収穫後のお礼肥えは、骨粉や草木灰などの、
有機質肥料をほどこし、
春先以降の施肥は、液体肥料をあたえるなどするとよいです。

イチジクは酸性土とは相性が悪いので、
カルシウム分が含まれた石灰質の肥料を与えます。

窒素の比率が多い肥料はひかえないと、
枝葉にばかり養分が行くので注意しましょう。

2.じゅうぶんな日照と温度を
イチジクの果実が充実するには、
日当たりがよく適度な温度が必要です。
多少は、芽吹きや果実の登熟が遅れる事もあります。

春に低温だった場合などは、
熟すまで日数を要する場合もありますので、
じっくり待つとよいでしょう。

日照が不十分だったり低温だった時は、
残念ながら果実が思ったほど熟してくれない年もあります。

3.オイリングと摘果
イチジクの夏果の品種や兼用種などは、
摘果をして小さなものや未熟なものを省きます。

摘果をすることによって収穫する予定の果実に、
栄養を行きわたらせるとよいでしょう。
枝先の小さな実は、充実しにくいので摘み取ります。

また、果頂部分の内部の花が赤くなったのを確認したら、
オリーブオイルや菜種油などを垂らします。
スポイトのような道具が作業に便利でしょう。

■イチジクのわかりやすい育て方
・イチジクの育て方 庭植え|家庭菜園だけの完熟の味わい
・イチジクの育て方 鉢植え|強風や水切れに注意します
・イチジク 剪定のコツ
・イチジクのオイリング方法
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