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カリン、秋に黄色く熟してくるのが楽しみです


カリンは花や果実や葉などを眺めて堪能できる落葉高木です。
庭木のほか盆栽などで親しまれる果樹のひとつです。

春の花も美しいですが、秋に果実がついている姿も見栄えがします。
果実は、青から黄色く熟してきて芳香を放ちます。

カリンの実は果汁は少なく酸味が強く香りもたいへんよいです。
鑑賞を楽しんだあとは、シロップ漬けや果実酒などに活用されます。
生薬として評価されている注目の果実ではないでしょうか。


カリンならない理由は?

1.日照不足、水はけが悪い
カリンは日光のよく当たる場所が向いています。
日照不足だと花芽がつきにくいです。

植え付けた用土の環境にも左右されます。
排水不良の土地だったり、水切れが激しい場所でも、
同様に生育が良くない場合もあります。

鉢植えなら置き場所を条件のよいところへ移動させます。
庭植えの場合も、冬に土壌改良をするなどして、
枝を切り詰めて植え替えるとよいでしょう。

2.病害虫の被害
カリンは病気や害虫の被害で元気が無くなって、
実つきが悪くなることがあります。
定期的な赤星病の予防が必要です。

春から夏にかけて殺菌剤の散布をして、
枝葉の風通しをよくするなどしましょう。
このほか、アブラムシやテッポウムシなどの食害にも気を配ります。


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愛らしいカリンの花


3.樹勢が強すぎる
カリンは直立性の樹形を形成して育ちます。
窒素の多い肥料をやりすぎたり、間違った剪定で、
よけいに新梢などの勢いが加速してしまうことがあります。

樹勢が強いと、花芽がつかなかったり実が熟しにくくなります。
上向きに立って伸びている枝を、横向きに誘引するとよいです。
剪定もほどこして、花芽を確保するようにします。