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ゴーヤの雄花

ゴーヤの雌花、根元がふくらんでいます
ゴーヤ(ニガウリ)が、茂ってきても、
雄花ばかりが咲き、雌花がつかないことがあります。
その理由と対策をご紹介します。
■ゴーヤの雌花が咲かない理由は?
1.雌花は7月上旬頃からつく
ゴーヤやヘチマなどの熱帯性のウリ科植物は、
日が短くならないと雌花がつきにくい性質があります。
そのため、夏至を過ぎた7月上旬頃から雌花がつき始め、
8月になるとたくさんの実がつくようになります。
2.誘引がされていない
ゴーヤは、まず支柱を何本か立て、
1mくらいの背丈まで生長してきたら、
小さくても棚を作ってあげて、
横に誘引すると結実が格段に良くなります。
3.子づる、孫づるが少ない
雌花は親づるよりも子づる、孫づるに多くつくので、
7節目あたりで親づるを摘芯し、
子づる、孫づるを多く伸ばすようにしましょう。
4.連作障害が出ている
ウリ科の連作障害は、だいじょうぶでしょうか?
接ぎ木苗を使えば問題はありませんが、
もし同じ土でタネや普通の苗から育てた場合には、
連作障害が出やすくなります。
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ゴーヤは棚作りにすると収穫量が増えます
■ゴーヤの人工授粉の方法
ゴーヤと同じウリ科のキュウリは、
受粉しなくても実ができる「単為結果性」ですが、
ゴーヤは受粉しなければ実ができません。
通常は昆虫が受粉してくれますが、
気温が低かったり雨天続きで昆虫が少ないときには、
人工受粉をしてあげれば確実です。
雌花が咲いた日の午前8時頃までに、
雄花を摘んでの花粉部分を雌花につけて受粉します。
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