
古土、有効に活用できます
■古土、1回使用ならフルイをかけます
古い土には害虫の卵、植物の根、雑草の種、
病原菌が入っている可能性がありますが、
あまり気にする必要はありません。
半年ぐらい草花を育てた土であれば、
ほとんど栽培上の問題はありません。
ただし、よく乾燥させた後にフルイにかけて、
古い根やみじん土だけは分けましょう。
フルイにかけることで空気を含んだ良い土になります。
■古土のリサイクル作業
狭いベランダでもできる古い土のリサイクルは、
真夏の暑い時期が適しています。
1. プランターなどで使い終わった土は、根や枯れた葉を除き、
お米が入っていたような大きな空き袋か、
黒いビニール袋にためておきます。
2. 気温が高くなったら、袋の土の中に水をためます。
3. 浮いてきた根っこなどは取り除き、
黒いビニール袋をふたがわりにかけます。
袋の中の水温が50℃以上になり、土中の病原菌を殺菌します。
水温を上げたいので、この作業は真夏が適しています。
4. 2週間ぐらい放置してから袋に穴をあけ、水を抜きます。
土が乾いてから、あるいは新聞紙などの上で日光で乾燥させます。
その土に、新しい培養土を3〜5割くらい、
あるいは再生材を混ぜ込んで、新しい土を作ります。
■腐葉土を上手に利用
長期間植物を育てた土は、
微量要素が不足しているケースが多いです。
腐葉土を1〜2割ほど追加して再利用します。
最近では古い土をリサイクルする改良材も、
園芸店、通販、ホームセンターなどで販売しています。
こうした改良材を上手く使うと、
新しい土と同じように安心して使用できます。