水やりのコツは、鉢土が八分ぐらい乾いた時に、
鉢底から水が流れ出るまで、根元にたっぷりと与えることです。
このようにメリハリをつけることが、
植物をじょうぶに育てるポイントです。
■鉢土が八分ほど乾いた時の判断方法
水やりは「水やり3年」と言われるぐらい、
簡単そうで実は意外と奥が深い栽培管理の一つです。
もちろん乾燥しすぎても枯れてしまいます。
かといって鉢の中がまだ湿っている状態で水を与えてしまうと、
根を腐らせたり、傷をつけてしまう原因につながります。
水分補給をさせたい鉢土が八分乾いた時の判断方法ですが、
鉢土の表面が白っぽく乾いた時が目安です。
この乾いた状態で水を十分に与えると、
水と一緒に土粒間の古い空気が押し出され、
根が必要とする新しい空気が流れこむことになります。
またベランダで栽培する場合は、
強風が吹いた時、想像以上に土が乾くので注意します。
土が固くなって水がしみていかない場合は、
軽く耕してから水やりをしましょう。
根詰まりの可能性もあるので、鉢底をチェックします。
水やり修行中
■鉢数が多い時の水やりのコツ
理想を言えば鉢ごとに土の乾き具合をチェックし、
水やりを行いたいところです。
しかし鉢数が多いとつい面倒になって、
同じタイミングで水やりをしてしまいがちです。
この方法では乾きにくい鉢は過湿で弱ってしまうし、
乾きやすい鉢は水切れを起こしてしまいます。
解決方法としては、まず水やりをした後、
一鉢ごとに土の乾き具合を確認します。
乾きが特に速いもの、普通のもの、遅いものと、
だいたい3種類に分けておき、同じ速度のものを、
まとめて一ヶ所に並べておきます。
このように分類しておけば、
乾きやすい鉢のグループは毎日1回水やりをする。
乾きにくい鉢のグループは2〜3日に1回水やりをするなど、
効率よく水を与えることができます。