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短日処理に成功したポインセチア
ポインセチアの苞葉は赤く色づく種類が一番多いです。
しかし、品種改良により、クリーム色、白、紫、
白と赤のマーブル模様など様々な色彩を楽しめるようになりました。
20世紀前半にアメリカで品種改良がはじまりました。
またドイツやノルウェーでも育種が進んでいます。
現在でも大きさ、形や色だけではなく、
茎が折れにくい、葉が落ちにくいなどのメリットを
持った品種も出てきました。
比較的コンパクトな草姿になるもの、八重の品種などもあるので、
用途に応じて選ぶことが可能になってきました。
■ポインセチアの短日処理の分かりやすい方法
家庭でポインセチアを栽培すると、
苞が赤くならないことが一番多い悩みですね。
ポインセチアを人工的に短日処理して、
クリスマスに美しい赤色のポインセチアを楽しみましょう。
1.短日植物とは?
ポインセチアは典型的な「短日植物」です。
短日植物は昼の長さが一定時間より短くなると、
花芽を分化させて花を咲かせる性質を持ち合わせています。
短日植物には、コスモス、アサガオ、 キク、
シャコバサボテンなどがあります。
ポインセチアは、1日の夜の長さが12時間以上の環境が
2ヶ月近く続かないと花芽ができません。
花芽ができないといつまでも緑色のままが続きます。
11月以降になれば、夜の長さが長くなりますが、
ポインセチアは寒さに大変弱いため、室内に取り込みます。
しかし電灯などでも昼間と感じてしまうため、
短日条件から外れてしまいます。
越冬し夏越えもできて元気に育つポインセチア
黒い厚手のビニール袋(ゴミ袋)で日光、外灯を遮断します
2. 短日処理の方法
9月中旬ごろからの気温が20℃ぐらいの時から、
夕方の17時〜朝の8時ぐらいまで12時間以上、
光を遮断し夜の状態が続くように環境を整えます。
具体的には黒いビニールや段ボール箱をかぶせます。
押入れに入れてもかまいません。
面倒でもこの環境を1ヶ月半ぐらい続けます。
外灯や夜の室内照明の光が当たっても、
短日処理ができませんし、1日でも忘れると、
最初から、やりなおします。
毎日連続していけば、花芽ができて苞が赤く色づいてきます。
いったん色がついたら、その後は夜に光を当ててもかまいません。
しかし、念のため、しっかり色づくまで、
短日処理をしたほうが安心です。
自分で赤く色づかせたポインセチアは、
とっても愛らしく見えます!
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