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ハボタン、それぞれの色が出るように栽培したいです


ハボタン(葉牡丹)はキャベツの仲間から鑑賞用に品種改良されました。
鮮やかな葉が大きな特徴ですが、暖かい場所では色づきません。

ハボタンの系統は、江戸時代東京で品種改良された丸葉系、
戦後関西地方で作られた大阪丸葉系、70年代に作られた切れ葉系、
明治中期名古屋地方で作られたちりめん系、
メキャベツと配合された品種などに分かれます。

花は4月〜5月に咲きますが、鑑賞対象にしていない時は、
つぼみを待たずに摘んで処分することが大半です。

ハボタンは自家不和合の性質を持っています。
他のアブラナ属の植物と交配しやすいので注意が必要です。


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ハボタン、美しい色合いとフリルです


■ハボタンが色づかない 色戻りする理由

一般的にハボタンは、初秋に気温が低くなると、
緑から赤や紫、白に発色し始めます。
秋に気温が高すぎると、発色しなかったり、
発色部が緑に「色戻り」することがあります。 

1.気温が高めだった
ハボタンは気温が高すぎると、
綺麗に色がつかない性質を持っています。
残暑が厳しく、初秋になっても暑い日が続いた時は、
気温が15℃〜20℃ぐらいに下がるまで様子をみます。

2. 肥料が多すぎる
気温が20℃以下になっても色がつかない場合は、
肥料の与えすぎが原因です。

夏から化成肥料や液体肥料を与え、
秋にはすぐに肥料が効かないような環境を整えます。

株がある程度大きくなったら、肥料をストップします。

3.日光が足らない
ハボタンをタネや苗から栽培するとき、
日光にじゅうぶん当てて育てないと、
徒長したり、弱い株になってしまいます。

日光を当て、がっちりとした
じょうぶな株に育てましょう。


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ハボタンの色が移り行くのは楽しみです


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