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クンシラン、良い花を咲かせたいですね


クンシラン(君子蘭)はヒガンバナ科の草花で、
別名はウケザキクンシランと呼ばれています。

属名のクリビアはイギリスのクライブ家出身の
ノーザンバーランド侯爵夫人を讃えて名前がついた説があります。

原産地は南アフリカで、背丈は30cm〜90cmほど伸びます。
開花時期は3月〜5月、花色はオレンジ、黄色、朱赤などが咲きます。

葉幅が狭くて細長く、背が高い株姿になる種類を高性系、
コンパクトな株姿の種類をダルマ系と呼んでいます。


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クンシラン、寒さにそれほど強くはありません


■クンシランの葉がしおれてしまったら?

1.冬の霜や凍結に注意する
クンシランは半寒耐性の植物です。
開花のためには10℃で60日間の低温期間が必要ですが、
霜にあたってしまうと、葉が元気がなくなり、
くたっとしおれてしまうケースも出てきます。

暖かい地方では、戸外で栽培も可能ですが、
霜が降りるような寒い地域では、
室内で取り込み、冬は育てる方が無難です。

関東地方を例にすると、11月初めまでは戸外で育て、
霜が降りないうちに室内に取り込むようにします。

2.しおれた葉の世話は?
寒さなどでしおれてしまった葉は、
残念ながら元の姿には戻りません。

しかし、しおれた葉に緑の部分があれば、
光合成できるので、少しの間残しておきましょう。 


枯れたり変色した部分は、ハサミで取り除き、
新しい葉が生長するのを待ちます。

新芽は、無事に生えて来るはずですが、
葉の枚数が、あまりに少ないときは、
花芽を切ってしまい、その翌年にそなえたほうが、
美しく立派な花と葉を楽しめます。

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