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クンシラン、植えかえてあげると、とても元気になります


クンシランは漢字で君子蘭と表記しますが、
蘭の仲間ではなく、ヒガンバナ科に属します。

開花時期は3月〜4月です。
豪華な花姿は人目を惹きやすく、
大型の鉢花として広く愛好者がいます。

一般的にクンシランと呼ばれるものは、
ミニアータ種(ウケザキクンシラン)から品種改良されました。

クンシランを親にする系統からは、
高性広葉系、ダルマ系、斑入り系と分類されています。


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タイミングと土と水やりがポイントです


■クンシランの植えかえのコツ

1.植えかえのタイミングを良く
クンシランは鉢の中で根がいっぱいになると、
水はけが悪くなり、生育に影響が出ます。

植えかえは2年に1回のペースで行う必要があります。
時期は花が終わり、新芽が出る直前の4月後半が適しています。

植えかえをする数日前から水やりを控え、
根の水分を減らしてやわらかくしておきます。
これは間違って根を折ってしまわないようにするためです。

2.植えかえの方法
まず咲き終わった花芽をつけ根から切り取ります。
株は鉢からそのまま抜き取り、根を切らないように注意します。

根についた古い土をていねいに落とし、
傷んでしまった黒い根は切り取り、枯れてしまった下葉も処理します。

根の整理が終わってか、今まで植えていた鉢よりも、
ひと周り大きなサイズの鉢を用意し、新しい用土で覆って植えかえます。

3.クンシランに適した用土で
用土は市販のクンシラン用の培養土が一番簡単です。
自分で土を作る場合は、赤玉土の中粒5、腐葉土3、
日向砂または軽石2の割合で混ぜます。

クンシランは根が太い植物です。
小粒の土は適していないので、使わないようにします。


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このように植え替えるとみんなご機嫌です


4、水やりのコツ
鉢の真ん中に株を収め、根の間に用土を詰めていきます。
だいたい終わったかなというタイミングで、
竹箸などを使ってさらに詰めていきます。

植え込み終了後はたっぷりと水を与えます。
半日陰で管理し、鉢土の表面が十分に乾いたことを確認してから、
水を与えるようにします。
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