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毎年、美しいツツジの開花を見たいです
ツツジもサツキも同じツツジ科ツツジ属の常緑中低木です。
日本原産で育てやすいので、全国各地で栽培が可能です。
サツキの方がツツジよりも開花が遅く、
新芽の伸びと開花がほぼ同時期で花が新芽に埋もれます。
サツキは特に関東以西、九州南部の川岸に自生します。
そしてツツジよりも根が水に強く、耐水性を持っています。
サツキは盆栽、鉢花として親しまれているほか、
「緋の司」「大盃」などの種類は造園用として使われています。
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薄黄色のツツジも、愛らしいですね
■ツツジが隔年開花になる理由
1.花がら摘みをしていない
ツツジやサツキの仲間は、今年伸びた新芽の先に花芽をつけます。
しかし花がらがそのままだと、その部分は花がらが邪魔になり、
新芽が伸びるのがどうしても遅くなります。
花がらを摘んでおかないと、タネを育てようと
養分がとられてしまいます。
花芽分化は7月下旬〜8月上旬です。
それまでに新芽が生長しきっていないと花芽はできません。
このような理由から花がら摘みの処理が大切になってきます。
ひとつひとつを手作業では時間と手間がかかるので、
株全体を刈り込む方法もあります。
キリシマツツジ、オオムラサキツツジ、サツキなど
常緑性のツツジは刈り込みに耐えます。
しかし落葉性のツツジは刈り込みに弱いので注意が必要です。
2.日当たりが悪い
サツキは日当たりのよい場所に植えつけないと、
花を咲かせないケースがあります。
日照不足になってしまう場所のケースは、
植え替えを行うか、周囲の樹木を整理して日が当たるように
環境を整えましょう。