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シクラメン、来年も咲かせたいですね


シクラメンは12月の声を聞くと、
花屋の軒先を飾る冬の代表的な鉢花の一つです。

種類は大輪で立派なものから小型でかわいらしいものまで
同じシクラメンとは思えないほど品種が多彩です。

野生の品種に近い小型のガーデンシクラメンは、
暑さ寒さに強いので、寄せ植えなどに大変人気があります。

シクラメンは夏を越す方法が重要です。
主に休眠させる方法と、育てながら越す方法と2種類あります。

小型のガーデンシクラメンは、風通しよく栽培すれば、
じゅうぶんに元気に夏超えできます。 



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夏を乗り切れば、また美しい花を見ることができます♪


■シクラメンの夏超えのコツは?

1.鉢土ごと乾燥させ、休眠させる
シクラメンの自生地は地中海沿岸地方は、
一年中高温乾燥の気候です。

シクラメンの夏越しがなかなか難しいのは、
日本の高温多湿気候にシクラメンの性質があっていないからです。

そこで自生地のように乾かして休眠させると、
球根は腐りにくくなります。

5月に入り花が咲かなくなってきたら、
水やりや肥料を与えるのをストップし、そのまま葉を枯らして休眠させます。

置き場所は戸外の直射日光が当たらす、
雨が当たらず、風通しのよい涼しい場所が適しています。
庭植えで場所を動かせない場合は、すだれなどを使って遮光します。

こうして休眠させた球根は、9月の声を聞く頃乾いた古土を落とし、
生きた根を傷めないよう周りから少しずつほぐし、水で洗い流します。

黒くなってしまった古い根は取り除き、
一回り大きい鉢を用意して、新しい用土で植え直します。


2.栽培を継続しながら夏越しする方法
北関東以北の涼しい地方では、
5月になっても葉が元気に育つ場合があります。
その場合はわざわざ水を切って休眠させずに、そのまま育てます。

換気をよくし、直射日光が当たらない明るい場所に置き、
肥料もごく薄い液肥を月1回ぐらいのペースで与えます。
途中で葉が枯れてきたら、休眠させる方法へ切り替えます。

栽培をしながら上手く夏を越した株は、
9月ごろに根鉢を崩さず、古い土を落とします。

今までよりも一回り大きい鉢を用意し、
底に培養土と赤玉土大粒を入れ、球根の上に培養土を足します。

球根が鉢土から出る程度の浅植えにします。
鉢の周囲には置き肥えとして化成肥料を置きます。

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