
種類が多く見分けにくい植物ですね
ラベンダーは、シソ科のラバンデュラに属する草花です。
その種類はとても多く、さまざまな系統のものがあります。
ここでは、特にポピュラーな5系統について紹介させていただきます。
■ラベンダーの種類

イングリッシュラベンダー
1.アングスティフォリア
ラベンダーの代表的な種類です。
イングリッシュラベンダーやトゥルーラベンダーとして、
良く販売されています。
アロマなどにも、利用される香りの良い系統です。

グロッソ
2.ラバンディン
アングスティフォリアと、スパイクラベンダーの交雑種です。
非常に香りが良いのが特徴です。
代表的な品種には、スーパーセビリアンブルーや、グロッソなどがあります。

ストエカス
3.ストエカス
別名フレンチラベンダーと呼ばれる香りのない系統です。
夏に強い性質や、うさぎの耳のような形状が人気です。
ラベンダーの系統の中では、開花期が長いのも特徴の1つです。

デンタータ
4.デンタータ
切れ込みのある葉を持つラベンダーの系統です。
四季咲き性のものがあり、春の開花、秋の開花と、
1年に2回楽しめるものがあります。
キレハラベンダーや、フリンジラベンダーと呼ばれることもあります。

レースラベンダー
5.プテロストエカス
別名、レースラベンダーの名前の通り、
花も、葉も、美しく可愛いラベンダーです。
香りは弱いですが、観賞用にはピッタリです。
カナリエンシス、ムルティフィダなどが有名な品種です。
■育てやすいラベンダーの種類
日本の高温多湿の環境に合うという意味では、
ラバンディン系の品種や、ストエカス系の品種、
デンタータ系の品種が良いと思います。
特に、葉に細かい切れ目のあるデンタータラベンダーは、
大きく育ちますので、庭先の良いアクセントになります。
また、デンタータラベンダーは耐暑性に優れた系統ですので、
夏越しも手間がかからず、とても楽です。
それでいて、冬に特別弱いわけではありませんので、
ラベンダーをはじめて育てる方にとっては、
とても育てやすいのではないでしょうか。
なお、デンタータラベンダーの育て方は、
ラバンディン系のラベンダーの育て方と同じです。
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