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「移り気」な雰囲気もあります
豪華な花や、小ぶりでかわいらしい花たち。
たくさんの品種があるダリアですが、
花言葉は「優雅」「華麗」「感謝」などです。
ところがこんなお話もあるのです。
ナポレオン一世の妻、ジョセフィーヌはダリアをこよなく愛していた。
皆に育てたダリアを披露し、自慢することはあっても、
その花を誰かに譲ることはなかったそうです。
そんな大事に大事にしていたダリアを盗まれてしまいました。
しばらくして、ジョセフィーヌは自分の家でない場所で、
美しく咲いたダリアを見ても、すっかり興味をなくしてしまったそうです。
そのことから、ダリアの花言葉には「移り気」というものもあります。
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風通し良く栽培すると元気です
■ダリア 病気ですか?
1. 花びらの先端に斑点ができた
それは花枯病という病気かもしれません。
これはイテルソニリア パープレクサンスという、
カビの一種の菌が原因で起こる病気です。
湿気が多いと起こることが多いので、
過湿にしないように管理します。
また、風通しが悪いと発生することもあるので密植せず、
枝や葉も茂り過ぎたら風通しをよくするよう適宜切ります。
窒素分の多い肥料ばかりを与えると、
茂りすぎる原因になるので避けます。
外側の花びらから症状が出始め、
最後には花全体に広がってしまいますので、
症状を発見した場合には、その花を切り焼却処分します。
症状の出ている部分をそのまま枝につけていたり、
株元に落としたままにしておくと、
そこからまた菌が移ってしまうので注意します。
2. 葉に黒っぽい斑点ができた
葉に黒っぽい斑点ができるという症状は、
輪紋病や暗紋病、灰色カビ病などの病気が考えられます。
それぞれ発生の原因は違いますが、
暗紋病と灰色カビ病はカビの一種である菌が原因です。
輪紋病はアザミウマ類が媒介するウイルスに感染すると起こります。
いずれも葉に斑点ができますが、できる斑点に特徴の差はあまりなく、
パッと見で判断するのは素人目には難しいと言われています。
症状の出ている葉は刈り取って焼却処分する必要がありますが、
ウイルス感染の輪紋病は株全体に症状が出るので、
株ごと抜き取って焼却処分します。
害虫の発生を防ぐために、ダリアの周りの雑草をこまめに抜き、
害虫を寄せる粘着テープを近くに吊るしたりするのも効果的です。
カビは過湿によって発生しやすくなるので、
水を与えすぎたり風通しが悪くならないように注意します。
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