丈夫で育てやすいです
ミントブッシュ(Mint Bush)は、
シソ科プロスタンテラ属の、
オーストラリアが原産地の半耐寒性常緑低木です。
プロスタンテラとも呼ばれます。
葉にミントのような香りがあることから、
ミントブッシュと呼ばれています。
丸い葉のものと、細い葉のもの、
2種類のタイプが主に出回っています。
栽培ポイント
1.肥えた水はけのよい用土に植えます
2.花後に早めに切り戻し剪定を
3.夏は半日陰の風通しの良いところで育てます
ミントブッシュの人気の秘密は、
丈夫で枯れにくいところにあります。
園芸初心者の方でも、割と簡単に育てることができるので、
初めての栽培にも向いているハーブだと言えるでしょう。
また、その強健な性質があるため、病害虫にも強いです。
初心者のうちは、この病害虫対策に悩まされるものです。
ミントブッシュに限っては、特にかかりやすい病気や、
遭いやすい害虫の被害もなく、健康に育てられると思います。
開花は、3〜4月ころです。
風通しの良い場所を好みます
■栽培管理
苗を選ぶときは、小さくてもがっしりした枝別れの良いものを選びます。
葉色がきれいでムラが出ていない苗が良いでしょう。
・植え付け
苗の植え付けは、春か秋に行います。
苗を入手したら、できるだけ早く植えます。
根鉢を軽くほぐして、元肥を入れて、
肥えた水はけのよい、用土に植えましょう。
赤玉土7対腐葉土3か、培養土が良いです。
・置き場所
4月〜11月上旬頃までは、日当たりの良い場所、
または、半日陰の場所で管理します。
暑さにやや弱いので、
夏本番は、風通しの良い日陰で管理すると良いです。
また、11月下旬〜3月下旬までは、
室内の、明るい場所で栽培してください。
・開花期
開花期は、2月上旬〜5月の下旬頃までです。
1つ1つの花は小さいミントブッシュですが、
剪定と日頃の世話でボリューミーに育ちます。
・水やり
適度に湿っている状態を好むので、
水切れしないよう注意します。
屋内に取り込む、11月下旬から、3月の頭くらいまでは、
やや乾かし気味に水を与えるのが良いです。
3月上旬頃からは、まだ屋内で管理している場合も、
どんどん暖かくなるので、土の表面が乾いたら、
水やりを行うようにしてください。
屋外に出す、4月以降〜11月上旬までも同様です。
ただし、土の中の湿度が高過ぎるのも、低すぎるのも、
ミントブッシュの生育を悪くしますので、
根を傷ませないよう、十分に注意しましょう。
・肥料
ミントブッシュは、肥料が少なくてもよく育ちます。
肥料は7月終わり頃〜9月上旬頃のいわゆる「真夏」は避け、
生育期間中は緩効性化成肥料を少なめに施してください。
肥料は、5月〜8月頃まで、
9月上旬頃から、10月中旬頃まで与えます。
・剪定
花後、植え替え前に、切り戻しをします。
伸びすぎた枝を剪定して、株姿を整えます。
ミントブッシュの枝は、花芽ができる、
秋以降は切り戻さないほうがが花付きが良いです。
・植え替え
生長が旺盛で、根詰まりしやすいので、
植え替えは、花後の5月くらいにします。
古土をてやさしく軽く落とし、
傷んでいる根やゴミを取り除き、
元肥を入れた水はけのよい、用土に植えましょう。
赤玉土7対腐葉土3か、一般の培養土が良いです。
■病害虫
ほとんどありません。
■ミントブッシュのわかりやすい育て方
・ミントブッシュ 葉が落ちる
・ミントブッシュの挿し木