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ブルーがとてもきれいな花です


ヤグルマギク(ヤグルマソウ)は、
キク科の一年草で、北半球に広く自生しています。

園芸品種というより野草の趣のある草花で、
トウモロコシ畑や麦畑でも旺盛に育つことから、
「コーンフラワー」と名づけられました。

なお、ユキノシタ科にもヤグルマソウという植物がありますが、
全く異なる品種です。

古くから愛されてきた植物で、ツタンカーメン王の棺の上に
ヤグルマギクで作られた花輪がのせてあったことは有名です。

春先にブルーやピンク、白の花をつけますが、
ブルーの花色が特に人気があります。

マリー・アントワネットもブルーのヤグルマギクを好み、
洋食器でよく見る青い小花が散らしてあるデザインは、
マリー・アントワネットがデザインしたヤグルマギクの
柄に由来するといわれています。


arrow46-011.gif栽培ポイント
1.過湿にならないよう、水はけの良い土に植え付けます
2.病気の予防のため、風通しよく管理します
3.肥料は控えめに施します



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ピンクも愛らしい


■栽培管理

秋に植え付け、春に花が咲き、梅雨前後に枯れてしまう一年草です。

・植え場所
日当たりと風通しの良い場所を選びます。

また、水はけの良い土を好みます。
粘土質の土の場合、水はけが悪いため、根が腐ってしまうため、
で川砂など水はけが良くなる素材を混ぜて、土壌改良をしてから
植え付けましょう。

鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の
割合で混合した用土を使用しましょう。

市販の培養土を使用する場合は川砂を混ぜましょう。
ハーブ用の土なら、そのまま植え付けられます。

・植え付け・植え替え
植え付け・植え替えは秋に行います。
秋のうちに根をしっかり張らせることにより、冬の寒さに
耐えられる丈夫な株に育ちます。

タネをまく場合は、9月下旬〜10月が適期です。
発芽適温は18℃前後です。

直まきにしてもよいですし、苗を育ててから定植する場合は、
本葉8枚の頃に行います。

苗を購入して植え付ける場合は、10月に行います。
植え付け前に、緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んで起きます。

株間は20cm程度あけましょう。


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白も清楚です


・追肥
ヤグルマギクは、少ない肥料でもよく育ちます。

とはいえ、肥料をやりすぎたからといって、
育ちが悪くなるわけではありません。
逆に大きく育ちすぎて、茎が折れて倒れやすくなるのです。

植え付け時に混ぜ込んだ元肥だけで、十分丈夫に育ちます。

追肥を与える場合は、花が咲いてから、様子を見ながら
液肥を与えます。

・支柱立て
肥料が多すぎると草丈が高くなると書きましたが、
切花用の品種はもともと草丈が高くなります。

風で倒れやすくなるため、支柱を立ててあげると安心です。

・水やり
ヤグルマギクには過湿は厳禁です。
かといって、乾燥しすぎてもしおれてしまいます。

庭植えの場合は基本的に水やりは不要ですが、
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから
水やりをするようにしましょう。

・冬越し
ヤグルマギクは耐寒性が強いため、冬になるまでに根が
しっかりと張っていれば、霜にあっても傷みません。

ただし、寒風除けはしてあげたほうがよいでしょう。

鉢植えの場合は、室内で管理すると、暖かすぎて
茎がひょろひょろと伸びすぎてしまいます。

ヤグルマギクは寒さにあたることにより、茎がしっかりして
丈夫に育つため、冬でも屋外で管理しましょう。


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パステルカラーでまとめても良い感じです


・開花
植え付けの翌年の初夏に花を付けます。

ヤグルマギクの花は、エディブルフラワーとして食用になります。
サラダに散らしたり、ハーブティーなどに浮かべると彩りが美しいです。

花を乾燥させて、ハーブティーとしても楽しめます。

ヤグルマギクはハーブのような香りがし、若干苦味があります。
乾燥させることにより、香りも苦味も弱まります。


■病害虫

風通しが悪いと、ウドンコ病が発生しやすくなります。
葉が茂りすぎたら、適宜間引き剪定をし、風通しよく管理します。
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