
ポインセチアを越冬させたら剪定します
■ポインセチアの剪定
ポインセチアは、日本では涼しくなってきた秋以降に店頭に並び、
その配色からクリスマスの飾りとしても人気です。
ただし、本来ポインセチアは寒さに弱く、
日本の冬を戸外で越すことは非常に難しい植物です。
そのため、多年草であるにも関わらず、
一年草として扱われることが多いのです。
室内で管理し、上手に冬越しができたら、
新しい枝を伸ばすために剪定が必要になってきます。
剪定せずにそのままの状態で育てると、
上の方からしか新しい芽が伸びてこず、
株元には葉がなく、スカスカの状態になってしまいます。
次の冬も、前年と同様にこんもりとした株に仕上げるためには、
剪定が必要不可欠な作業になります。
◎剪定時期と方法
時期は、3月〜5月、あるいは8月下旬が適期です。
上部の色づいている葉を含め、三分の一ほどを切るのが基本の剪定です。
株によっては、下葉がすでに枯れてなくなっているものや、
まだまだ下葉が茂っているものなど、状態は様々だと思います。
すでに下葉がなくなっている場合でも、
特に気にせず剪定して大丈夫です。
ポインセチアは芽を出す力が強く、
葉も何もない状態からでも葉を伸ばすので、驚くほどです。
ポインセチアは、強剪定してもだいじょうぶです
◎強剪定
下から三分の一程度の高さまでなら、
思い切って強めに剪定してもいいでしょう。
強く剪定すると、株がコンパクトになるので、
株をあまり大きくしたくない場合などには、おすすめです。
◎間引き剪定
剪定が終わった後、株を育てている間に、
不要な枝が出てきた場合には、間引き剪定を行います。
ポインセチアは、あの鮮やかな葉色を出すために、
短日処理という作業を必要とします。
短日処理をするまでに、ある程度の葉を伸ばしておく必要があるため、
最低でも短日処理を始める3週間ほど前までには、
間引き剪定をふくむ剪定を終わらせておく必要があります。
短日処理をしない場合でも、しっかりと葉を出して株を充実させるために、
適期のうちに剪定を済ませるようにしておきましょう。
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